人間ドックは全身をくまなく調べ隠れた病気を早期発見するための検査です。
しかし、「異常なし」という判定であってもその後に病気が発覚するということもありえます。
今回は、なぜそのようなことが起こるのかについて説明していきます。
人間ドックでは検査していない項目がある
人間ドックでは一般的な検査項目と、自分で自由に追加ができる「オプション検査」があります。
医療施設によっても異なりますが、オプション検査は約50種類あります。
オプション検査を全部受けるというのは、金銭的な面からみても現実的とはいえません。
そのため、自分が気になる部位につてのオプション検査のみ受けることになります。
そのため、検査した項目に関しては「異常なし」であっても、検査してない項目に関しては「異常なし」と判断されたわけではありません。
人間ドックを受けていても、検査していない項目に関しては健康であるかどうかはわかりません。
人間ドックでわかるのはそのときの健康状態
人間ドックは1年に1回受診することが望ましいです。
しかし、人間ドックでわかるのはあくまで受診した時の病気のリスクです。
数か月後の未来の健康状態まではわかりません。
加齢や生活習慣、外的要因や遺伝の要因で人間の身体は日々変化していくため、数ヶ月後に急に病気になる可能性もあります。
「異常なし」といわれても日々の健康状態に気を付けましょう
人間ドックで「異常なし」といわれても油断は禁物です。
特に「生活習慣病」は日ごろの食生活や運動不足、睡眠不足の積み重ねで引き起こされる病気です。
人間ドックが終わった後も生活習慣の改善は続けていきましょう。
また、ほとんどの病気は「早期発見」できるほど完治の可能性が高くなります。
日々の健康状態に気を配り、少しでも異常を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
まとめ
人間ドックでわかるのはそのときの健康状態
人間ドックが終わった後も生活習慣の改善は続けましょう
少しでも異常を感じたら早めに医療機関を受診しましょう
人間ドックには一般的な検査項目とオプション検査があり、自分が受けていない検査項目については異常がないかどうかわかりません。
人間ドックでわかるのはあくまで、受診時の健康状態と病気のリスクです。
日ごろから健康状態に気を配り、異常を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。