人間ドックの結果票には「異常なし」、「再検査」、「要精密検査」、「要治療」などの判定が記載されています。
以前の記事では「異常あり」となった場合にどうすればよいかご紹介しましたが、「異常なし」なら次の検査を受けるまで大丈夫といえるでしょうか?
今回は「異常なし」の判定であった場合は本当に大丈夫といえるかどうかについて説明していきます。
人間ドックではわからないこともある
以前の記事でもご紹介しましたが、人間ドックではわからないこともあります。
人間ドックで知ることができるのは、人間ドックを受けた時の健康状態です。
また、人間ドックで受ける検査は自分で選択できるため、検査した部位、項目の健康リスクは把握できますが、検査していない項目については把握することができません。
そして、100%の精度で病気を見つけられるものでもありません。そのため、人間ドックを受けたからといって必ずしも安心とはいえません。
身体の状態は日々変化していく
人間ドックは1年に1回受診することが推奨されています。
しかし、加齢や生活習慣、外的要因や遺伝の要因で人間の身体は日々変化していくため、数ヶ月後に急に病気になる可能性もあります。
人間ドックはあくまで受診した時の身体の状態や病気のリスクを知るためのものです。
翌年の受診までの未来の健康状態を保証するものでもありません。
だからといって、人間ドックは受けなくても大丈夫というわけでもありません。
毎年人間ドックを受けている人とそうでない人を比べると、病気の早期発見ができる確率が高くなります。
人間ドックを毎年継続して受けつつ、日々の健康状態に気を付けましょう。
異変を感じたらすぐに受診をしましょう
人間ドックで「異常なし」という結果であっても、体調がすぐれなかったり、おかしいなと感じることがあればすぐに医療機関を受診しましょう。
体調がすぐれないときは、身体のどこかに異常をきたしている場合があります。
それを放置してしまうと、気が付いた時には病気が進行してしまっていた、ということにもなりかねません。
まとめ
「異常なし」の結果でも数か月後に病気を発症する可能性もある
毎年人間ドックを受けつつ、日々の健康状態にも気を付けることが大事
人間ドックを毎年受けているからといって、必ずしも安心とは言い切れません。
なぜなら、人間ドックでわかるのは「受診時」の身体の状態であり、数か月後の未来の健康状態までは誰にもわからないからです。
人間ドックを毎年継続して受けつつ、日々の健康状態にも気を付けましょう。