健康診断は国が事業者に対し、労働安全衛生法第66条に基づき労働者へ年に一度の受診を義務付けています。
そのため、会社に勤めている方は毎年受けていると思います。
しかし、「人間ドック」は健康診断と異なり、受けるかどうかは個人の意思で決めることができます。
健康なら人間ドックを受ける必要はないのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
今回は健康でも人間ドックを受けるべきかどうか説明していきます。
人間ドックの目的は?
人間ドックは、「現在の健康状態を調べて、将来かかりうる疾患のリスクを把握する」ことが目的です。
健康診断の検査項目は10程度です。それでは、身体全体の疾患リスクを調べるには不十分です。
人間ドックは基本の検査だけでも約50項目以上あります。
健康診断では異常が見つからなくても、人間ドックを受けたら病気が見つかったということもあります。
人間ドックには健康診断では足りない部分を補うという目的もあります。
人間ドックを受けたほうが良い人は?
人間ドックは誰もが毎年定期的に受けるのが理想的です。
特にがんは初期状態の場合は自覚症状が出にくいです。
そして、早期に発見できるほど完治する確率も高くなります。
がんは健康診断では発見できない病気です。
そのため、人間ドックでがん検診を受けて、「早期発見」につなげましょう。
特に、お酒を飲む機会が多い人、喫煙者や肥満症の人は生活習慣病にかかりやすいといわれています。
また、親族にがんの人が多い場合はがんの罹患率が普通の人に比べて高いといわれています。
そのため、これらに当てはまる人は積極的に人間ドックを受けるのがおすすめです。
まとめ
健康な人でも人間ドックは必要
人間ドックは誰もが毎年受けるのが理想的
特に飲酒、喫煙の習慣がある人、肥満症の人や親族にがんの人が多い人は積極的に人間ドックを受けましょう。
健康診断の検査項目は10程度であり、身体全体の疾患リスクを調べるには不十分です。
人間ドックでは検査項目が基本の検査だけでも50以上あり、健康診断では足りない部分を補う役目があります。
健康診断では異常なしでも、人間ドックを受けたら病気が見つかるということもあるため、健康な人でも人間ドックを受けましょう。
人間ドックは誰もが毎年受けるのが理想的です。
特に、お酒を飲む人や喫煙者、肥満症の人は生活習慣病になりやすく、親族にがんの人が多い人はがんの罹患率が高くなるため積極的に人間ドックを受けましょう。