皆さんはお酒を飲まれますか?
毎日飲む方やたまに飲む方もいらっしゃると思います。
では検診を受ける前日にお酒を飲んでもいいのでしょうか?
今回は検査前の飲酒について説明します。
一般的に21時以降は飲食禁止
以前の記事でもご紹介しましたが、検査の前日や当日は飲食の制限があります。
一般的に前日の21時以降は飲食禁止なので、もちろんお酒も禁止です。
21時までなら飲んでも大丈夫かというと、そういうことではありません。
お酒を飲んだ日は原則的に自動車の運転が禁じられていることを考慮して、「検査の何時間前までならOK」ということではなく検査の前日はお酒を飲まないようにしましょう。
ノンアルコールであれば検査前日に飲んでも大丈夫です。
しかし、糖分などが含まれているので前日21時以降に飲むのはやめましょう。
飲食は禁止ですが水は大丈夫とされているので、のどが渇いたときは水を飲むようにしましょう。
アルコールが検査に与える影響
アルコールは体内に入ると血液に乗って肝臓に運ばれます。
肝臓でアルコールの分解処理が行われますが、肝臓に負担がかると酵素が多く分泌されます。
そのため、血液中のアルコール濃度が高いと血液検査でγ-GTP、GOT、GPTなどの値が高く出てしまいます。
これらは肝機能を診る上で重要な指標となる検査項目であるため、肝機能を正確に調べるためにも検査前日の飲酒は控えましょう。
もし、前日にお酒を飲んでしまった場合は必ず担当の医師や看護師にその旨を伝えましょう。
1週間前から禁酒するのが理想
アルコールの影響が持続する時間には個人差があります。
例えば、性別、年齢、食後か空腹時か、睡眠中か起床時か、体重、体質、体調などの要因によっても変化します。
そのため、1週間前からの禁酒が望ましいとされています。
まとめ
可能であれば1週間前からの禁酒が望ましい
アルコールは血液検査の結果に影響が出ます。
そのため、検査の前日はお酒を飲まないようにしましょう。
アルコールの影響が持続する時間には個人差があるため、できれば1週間前からの禁酒が望ましいです。