血液は血管の中を巡り、体のすみずみに酸素や栄養素、ホルモンなど生命維持に必要な物質を運ぶ大切な役割を果たしています。
今回は、血液検査の数値が食前と食後や検査時間によって大きく変化するかどうかについてお話ししていきます。
血液検査の基本
血液検査は、血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数を数値化し、病気の診断やリスクをみつける検査です。
血液検査からわかることは多く、貧血、肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などの病気です。
血液検査では、食事の影響を受ける項目があるため、一般的に空腹時に行われます。
空腹採血とは、夕食後12時間以上絶食した状態で採血することです。
食事の前後で大きく変化する数値は?
食前と食後で大きく変化する数値は血糖値と中性脂肪です。
血糖値とは血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことを指します。
食品に含まれる炭水化物は体内に入ると消化され、小腸で「グルコース」という物質になり、血液中に吸収されます。
そのため食事の影響を受けやすく、食前と食後で変動し食後に高くなります。
血糖値が高くなると糖尿病が疑われ、追加検査が必要となってしまいます。
そのため血液検査を受ける時は空腹であることが大事です。
中性脂肪は、ブドウ糖が不足した時に、それを補うための主なエネルギー源として利用されます。
そのため中性脂肪も、血糖値と同じで食事の影響を受けやすく、食後に高くなります。
中性脂肪が高くなると、動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなり危険です。
検査時間について
体内の血液中の成分には、一定の日内リズムによって濃度が大きく変化するものがあります。
特に貧血の検査をするための血清鉄は、朝に高くなり夜に低くなるという特徴があります。
血清鉄とは、血液中に含まれる鉄分の量を測定した値で鉄の代謝や貯蔵状況を反映する指標として利用されます。
また、基礎代謝が最も安定しているのは早朝であるため、空腹時の朝に採血をするのがよいとされています。
血液検査前に気を付けること
検査の前日は21時までに夕食を食べましょう。
しかし脂身の多い肉を大量に食べてしまうと、血液検査の中性脂肪の数値に影響を与えてしまうので気をつけましょう。
検査前日の夕食はやわらかめに炊いたご飯、野菜スープやうどんといった出来るだけ消化によいものを食べるようにするといいと思います。
またアメやガムなどは血糖値に影響を与えるので、当日の検査が終わるまでは控える必要があります。
まとめ
血液検査では、食事の影響を受ける項目があるため、一般的に空腹時に行われます。
血糖値と中性脂肪は、食事の影響を受けやすく、食後に高くなる。
検査の基準値は朝であることが前提なため、検査時間を守ることが大切です。
検査の前日は21時までに食事を済ませます。
血液検査は空腹時に行われることが大切です。
また、血液検査の基準値は朝であるため、時間を守りましょう。
検査の前日は出来るだけ消化の良い食事を摂り、21時以降は何も食べないようにしましょう。


